京都府 介護職の給料事情とは?

京都府の介護職の給料事情はどうなっている?高収入を狙える求人について解説!


京都府の介護職の給料は、全国でも比較的に高いレベル!また、介護施設の整備が進む京都府では、新規開設に伴う好条件の求人が増えることも期待できます。気になる京都府の介護職の給料事情をご案内します。

京都府の介護職の給料はどれくらい?

京都府の介護職の給料はどのくらい?

京都府で介護職として働くことを考えた時、「未経験・無資格から介護の仕事をはじめると、給料はどれくらいの額になるのかな?」と気になりませんか?

そんな方のために、京都府の介護職の給料について、雇用形態・職種別に調べてみました。

京都府の介護職の平均月給・ボーナス・年収

厚生労働省の調査によると、京都府の介護施設で働く介護職の平均月給は約25.5万円、平均年収は約364万円ということがわかりました。

「それは介護職の給料としては多いの?少ないの?」という疑問が浮かんだ方もいらっしゃると思います。

そこで京都府と全国平均を比べ、京都府の介護職の給料は全国でどれくらいのレベルなのかを見てみました。

■介護職の給料比較(京都府/全国)[1]

項目 京都府 全国
平均月給 約25.5万円 約24.4万円
平均賞与(ボーナス) 約51.7万円 約53.1万円
平均年収 約364万円 約346万円

全国平均に比べ、京都府の介護施設で働く介護職の月給は約1.1万円、ボーナスは約1.4万円高くなっています。その結果、年収は全国平均を18万円ほど上回っています。

ちなみに京都府の介護職の給料は全国ランキング8位と、比較的に高い水準です。

京都府の介護職(アルバイト・パート・派遣など)の時給

京都府でアルバイト、パートなどの非正規雇用として働く介護職の給料についても調べてみました。

■京都府の介護職(派遣・アルバイト・パートなど)の給料比較(京都府/全国)[2]

項目 京都府 全国
平均時給 1,101円 1,001円

京都府の介護施設にアルバイト・パートなどとして勤務する非正規の介護職の平均時給は、全国平均を100円も上回る1,101円という結果に。

全国平均を上回ってはいるものの、介護職として働くなら、より高い時給が設定されている施設や事業所で働きたいと思いますよね。

そんな方にお知らせしたいのが、夜勤のみの「夜勤専従」という働き方です。 実は夜勤専従の介護職は、日勤より短期間で高収入を得られるメリットがあります。

給料が高い理由は、夜勤専従は夜勤手当の他に「深夜勤務加算」が時給に上乗せされるから。夜の方が働きやすいという方、または日中は資格取得のための勉強をしたいなど、プライベートを大切にしたい方にも向いているワークスタイルと言えるでしょう。

無資格・未経験でも夜勤OKという求人もあるので、ぜひチェックしてみてくださいね。

京都府のホームヘルパー・ケアマネジャーの平均月給・年収

次は京都府のホームヘルパー(訪問介護員)とケアマネジャー(介護支援専門員)の仕事内容と給料についてお伝えします。

利用者の自宅を訪れて介護を行うのがホームヘルパー。

利用者がそれぞれの状態に適した介護サービスを受けられるよう、様々な調整を行うのがケアマネジャーです。

では、ホームヘルパーとケアマネジャー、そして施設で働く介護職の月給と年収を、それぞれ確認してみましょう。

■京都府の介護職・ホームヘルパー・ケアマネジャーの給料[3]

項目 平均月給 平均年収
介護職 約25.5万円 約364万円
ホームヘルパー 約23.3万円 約336万円
ケアマネジャー 約29.9万円 約421万円

施設で働く介護職とケアマネジャーの年収は、約57万円もの大きな差があります。 なぜケアマネジャーの給料はこれほど高いのでしょうか。

その理由は、ケアマネジャーになるには介護福祉士などの資格取得が必須であり、それらの資格に対して手当が支給されるからです。

「それならケアマネジャーを目指そう!」と思われる方がいらっしゃるかもしれませんが、ケアマネジャーの受験資格を得るのは長い道のり。

具体的には、介護福祉士などの国家資格に基づく業務もしくは介護施設などでの相談援助業務に5年以上従事しなければならないという規定があります。 無資格・未経験の方にはかなりハードルが高いと言えるでしょう。

ですから、無資格・未経験の方はまず、介護職員初任者研修や介護福祉士実務者研修などの難易度の低い資格を取得し、働いて経験を積みながら、段階を踏んでケアマネジャーを目指すのがおすすめです。

介護の資格があれば、採用に有利になりますし、資格手当がつくことが多いので、給料アップにつながりますよ!

京都府の介護職、昇給は期待できる?年収の推移で検証

全国平均を上回る京都府の介護職の給与水準ですが、実はさらなる給料アップが期待できる要素があります。 それは、「介護職員処遇改善加算」という国の施策です。

この施策は、京都府はもちろん、全国で行われており、介護職の給料を上げるために、キャリアアップできる仕組みづくりや職場の環境改善を行う介護事業所・施設に、国が補助金を支給するという内容になっています。

ここで、京都府における、介護職の年収の推移をご覧ください。

■京都府の介護職の年収推移[3]

京都府の介護職の年収推移

なんと、2015年から2019年までの間に、年収が46万円以上アップしていました。

景気などにもよるでしょうが、京都府の介護職の年収の伸びは、介護職員処遇改善加算の影響も大きいと考えられます。

介護職員処遇改善加算は、介護職の給料アップのための施策ですが、国から支給された補助金を職員にどう分配するかは、事業所の判断にゆだねられています。

そのため、京都府で給料アップを狙って転職をお考えの方は、希望する職場が介護職員処遇改善加算を受けているかと、支給状況を確認しましょう。

京都府で介護求人を探す際は、求人票の「賃金」「特記事項」などの欄に、「処遇改善手当」や「介護職員処遇改善加算一時金」などの記載があるかに注目してみてください。

京都府の介護職で高収入を狙うなら、こんな求人をチェックしよう!

最後に、京都府で、高収入を狙えるおすすめの介護施設をお伝えします。

それは「特別養護老人ホーム」、または「介護老人保健施設」です。その理由についてご説明しましょう。

京都府では、「京都府高齢者健康福祉計画」の一環として、施設入所希望者をしっかりと受け入れられるよう、必要な介護保険施設の整備を進めています。

それを受けて、京都府では特別養護老人ホームと介護老人保健施設が増加傾向。

そこで働く介護職の需要も高まるため、人材を確保するために高収入や働きやすい環境など、より良い条件が用意されることが考えられるのです。

■京都府の介護老人福祉施設の求人

それに、特別養護老人ホームと介護老人保健施設は、全国的に給料の高い介護施設の第1位、2位として知られています。[6]

これらの理由から、高収入を得たいなら特別養護老人ホームと介護老人保健施設への転職・就職は狙い目と言えます。

京都府で無資格・未経験から介護職を目指す方は、今回お伝えした内容を参考に、高収入かつ働きやすい職場を見つけましょう!

注釈

[1][3][4]表は「賃金構造基本統計調査/厚生労働省」を参考に当社が作成 ※月給は、「決まって支給する現金給与額」(手取り額ではなく税込み額) ※年収は「きまって支給する現金給与額」×12+「年間賞与・その他特別給与額」/端数は切り捨て ※ボーナスは「年間賞与その他特別給与額」 ※平均月収・ボーナスは小数点第2位以下を切り捨て

[2]表は「令和2年度 介護労働実態調査結果 都道府県版 京都支部/公益財団法人 介護労働安定センター」を参考に当社が作成

[5]出典:「第9次京都府高齢者健康福祉計画について/京都府

[6]出典:「令和2年度介護従事者処遇状況等調査結果/厚生労働省

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